おはようございます。あずき (@azucky824 )です。
2022年、私にとって一番印象深かったことが何か、と問われれば「炭酸飲料が飲めるようになった年」と答えるだろう。
なんの比喩表現でもなく、私は30数年にわたり苦手としてきた、炭酸飲料をついに克服したのだ。
母の愛が炭酸飲料を敵にした
私がなぜ、炭酸飲料を飲めないのかというと、話は昭和末期に遡る。私が生まれた年はまだまだ迷信めいたものが蔓延している時代で、例えば、井戸の苔を飲ませれば夜なきが’治るとか言われて飲まされたそうな。結構そんな話がいくつもエピソードしてあって、うそかまことか、みたいな噂が多い時代だったようだ。
で、そういった話の中に「炭酸飲料は歯を溶かす」なんていう話があった。これは私もなんとなく覚えている。
△実際に深刻なダメージをおうほどではないようだが、実際に溶けるレベルのPHであるとのこと。
この話を、長子である僕に対して母の偉大な愛によって、ずっと遠ざけられてきたわけだ。
炭酸飲料のはじける感じは、大きくなればなるほど苦手となり、あの刺激は不快なものでしかなくなってしまった。
実は結構困ることが多い
子供のうちは「なんであんなビリビリしたもの飲んでるんだよ、あたまおかしいのか」なんて友人のことを思っていた私だが、大人になって事情が変わってくる。
それは、お酒の存在だ。飲みュニケーションの場においてやはりはずせないのはビールとチューハイである。
やつらはお酒の代表選手でありながら炭酸飲料でもあり、アルコールへの耐性うんぬんの前にあのビリビリが先におそってくるのだ。
かといって、大学生〜新卒(しかもお酒の場がブラックな建築業界)くらいにはカクテルなんて飲もうもんなら先輩から非難轟々である。あの時期はなかなか困った。
大人になるということは、好きなものを増やしていくこと
これは祖母の言葉だが、「おとなになるということは、好きなものをふやしていくこと」と常日頃から行動指針にしている。
子育てでも、好きなもの(物事もそうだし食べ物もも)を増やして行こう、苦手なものも避けずに慣れていこうって話をしつつ子供が大きくなって、ついに炭酸飲料を飲む年になったわけで。
昔から、苦手は炭酸飲料を子供に飲ませるときには一緒に飲めるようになろうと思っていたので、少しずつ一口から初めて子供の一緒に「ビリビリするね」なんて言いながら慣れていった。
大体それを半年くらいかけて、だんだんと飲めるようになって、今では三ツ矢サイダーの美味しさに身体が震えるほどになった。
祖母の言葉にのれば、一つ大人になったのだ。
「苦手なもの」が味方につけば超心強い
こうして苦手に思っていたものが自分の好きなものへ変わると、おものすごく力になる。
子供に「嫌いなものも食べようよ」なんてどの口が言うのかって自体にならないように、自らその道を突き進んで行くべきだと思う。
今年もひとつ、好きなものを作っていきたい。できれば苦手なものがなくなればより良い年になるだろう。